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犬の介護が始まった

 ウチの犬が寝たきりになって、1週間が経過した。最初は腫れ物に触るようにしていた介護も、ようやく手馴れてきた気がする。

 「あれ?ベッドに上がれないのかな」

 と気付いてから寝たきりになるまで、3日だった。心臓がだいぶ弱っているそうだ。水だけは飲んでくれるものの、食べ物は一切受け付けない。頭を上げるのもやっとで、その姿は確実に、死ぬための準備をしているようだ。

 そう思ってから、私もようやく受け入れることができた。

 不安そうに見上げる顔が可愛い。

 薬を飲むためのジャムを舐める姿が可愛い。

 シートを替えるときの「ごめんね」の顔が可愛い。

 夜はいつもと同じようにベッドに上げると嬉しそうにしているのが可愛い。

 夜中や早朝に水を飲ませてあげると「起こしてごめんね」という顔をするのが可愛い。

 さすがに17年(推定)も人間と暮らしていると、完全に同化するんだな。「そこらの連中より普通の犬のほうが何倍も良い」と言った人がいたが、激しく同意する。スヌーピーチャールズ・シュルツさんも「死んだら人間の楽園じゃなく、犬たちの楽園に行きたい」とか何かで読んだが、私もですよ、チャールズさん。

 長年の夢であり、人生目標のひとつであった「犬と暮らす」を実現させてくれた。それは想像以上にすばらしいものだ。