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また旧作2本、新作1本

31日、まず、新文芸坐の『追悼 松方弘樹』で、「OKITE やくざの詩(うた)」(03)+「時代劇は死なず ちゃんばら美学考」(15)。

「OKITE」は松方監督作。

トルステン・ラッシュのお洒落な音楽がフランス・ノアールを思わせ、歌舞伎町を舞台に対立する組の抗争、敵味方に分かれた嘗ての親友同士の、ラストの香港映画張りのアクロバチックな対決へ。

やることはきちんとやってます。

「時代劇は死なず」、監督、中島貞夫による解説が、口跡も良く実に分かり易い。自身が芸術学部長を務めた大阪芸大の教授の授業だ。

時代劇映画の歴史から殺陣の分析まで。京都の名殺陣師3人による対談も面白し。

松方は、殺陣における「間」の重要性を語り、また父親近衛十四郎の凄さをも語る。これが最後の映像出演。

次に、新宿ピカデリーで、「パッセンジャー」。

新たな惑星への移住の為、宇宙船で120年、冬眠しての旅。所が、主人公は唯一人、30年で目覚めてしまう。到着までは90年。一生、一人で船内で生きなければならない…。彼のとった行動は? そして、何故、彼は目覚めてしまったのか?

広い船内とは言え、閉じ込められた密室感の中での、SFサスペンス・アドベンチャーにして、濃厚な人間ドラマも展開――というより、良く出来たメロドラマでもある訳で――ああ、これ以上書くとネタバレになりそう。

予告編には出てないが、ローレンス・フィッシュバーンも出てます。