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いささかスランプ

なんかスランプというか。

正直ベースで、このところプラモがおもしろくありません。理由には思い当たることがあって、それはかなりの難物であるところのキットを、それも同じものを3機立て続けに作ったことと、その作り方、特に最後の3機めは自分の思ったような仕様ではないことでしょう。

我々がプラモを作り続けているのは静岡ホビーショーでの展示のためであり、さらに我々は常にテーマ展示をしますので、自分たちがやって楽しいか、ということよりは、それはお客さんから見ておもしろいのか、ということに比重が置かれます。もちろんその双方が高次元で妥協できればそれに越したことはないのですが、あまりそういうことはありません。

今年の展示テーマ「TSR2」は、それが発案された時点では非常によいものと思われたのですが、いかんせんキットがあまりにも作りにくいものであり、かつ、実物が試作機しかなかったために、想像でなんでもやってイイよ、と言われるとかえってやりにくい部分もあって、これは意外とむずかしいな、ということに走りながら気付きました。

さらに、私は世話人ですので、常に横目で他の人の状況をながめており、他の人が作るのが、まあ、めんどうだ、ということもあって単色塗りのものが多い、という傾向に気がつきました。このテーマで単色塗りの機体がずらりと並ぶのはいかにも企画倒れというか、やっつけ仕事でやったんだねという感じになってしまいますので、私は3機めに作った架空の台湾空軍仕様を急遽グレイ2色の迷彩に変えました。

本当は、ですね。これはやや光沢のあるライトブルーで作るはずだったのです。そうすればその年代の他の(実在した)台湾空軍機とも平仄が合いますのでね。でもそれで全体に手抜き感が出るよりは、この機体から見るとかなり遠い未来である現代台湾の迷彩にするほうがよい、と考えたのです。もちろん不本意ですとも。

さらに、その後は共通の展示演出用キット、牽引トラクターやら人形やら作っておりまして、これだって別に自分が作りたいものではありませんから、元々気は進まないわけです。

おまけにもう3月も下旬だというのも寒い日が続いて、ますます気分が滅入ってきました。ワシ、もうプラモなんかしばらくやりたくないもんね、ということにもなってきました。

親友Tにだけは、オレ、正直言ってもうイヤなんだけど、ということを言いますと、幸いにして、今まで相当な負担だったのはわかるので、もう共通工作はイイよ、悪かったな、というようなことを言ってもらいました。お言葉に甘えて、3月はもうプラモはやらないことにして、4月からは2018年のお題に手をつける予定です。このお題は少なくとも同じものを作り続けるわけではありませんので。

ナニを言っているのかわからない。趣味だろう、好きなことをやっているのだろう、というご意見もあろうかと思います。でも好きなことだからこそ、高い次元でやろうとすると楽しいばかりではないのです。あるいは、楽しいことばかりのこと、というのが本当に趣味として成り立つでしょうか。

暖かくなって、静岡本番が近づいてきたら、また気分も変わろうかと思います。まあ、今回は選んだキットが問題でしたね。